地震だけじゃない!【アメリカのリアルな防災訓練】
日本の学校や職場では地震や火災に対する防災訓練が多いと思いますが、アメリカではそれだけではありませんでした。
私の通っているESLでは先生から「今日◯◯◯Drillを◯時から行います」と、当日にアナウンスされます。はじめドリルって工具のドリル?なんて思いながら調べるとこのDrillとは訓練のことでした。
Earthquake Drill
まず地震を想定した避難訓練。
- 机の下で地震の揺れが収まるまで待機し
- 駐車場など広い場所へ避難
日本と同じ感じでした。クラスメイトにはご年配の方も多いので、そういう方は椅子に座ったままでも大丈夫でしたが、机の下に入ったクラスメイトはニコニコ楽しそうでした。
Shelter In Place Drill
シェルターインプレイスドリルは化学兵器など有害物質からの避難を想定しています。
- 外に出ず、安全が分かるまで室内で待機
- 換気扇など空調を切る
空調も止まっているのでしーーん、となりみんな真剣!
訓練中にお手洗いに行こうとしたら先生に止められます。
Lock Down Drill
ロックダウンドリルは不審者や銃を持った危険人物が侵入してきた時を想定した訓練です。
- 外にいる場合教室など鍵のできる部屋に避難し鍵をかける
- 外から中にいる人が見えないように窓はカーテンをし、教室のドアの小窓は専用の目隠しを貼り付ける
- 教室の電気を切る
- 窓やドアから一番離れた場所で屈んで息を潜めて待機
- 携帯は電源を切るかサイレントモードに
- もしトイレに避難した場合は、鍵をかけて外から自分の足が見えないようにトイレの便器の上に立つ
- 警察などが来て安全が確認できるまで外に出ない
気配を消さないといけないこの訓練が一番緊張感がありました。
これらの様に防災訓練の種類も頻度も多いアメリカ。本番が来ませんように!と思いますが、防災セットなど備えておくことが大事だと思いました。
Ready America 70280 Emergency Kit, 2-Person, 3-Day Backpack
最後まで読んでいただいてありがとうございます。